Japanese
English
特集 向精神薬をめぐる最近の諸問題
Neuropeptideと精神医学
Neuropeptides in Clinical Psychiatry
金戸 洋
1
Hiroshi Kaneto
1
1長崎大学薬学部薬物学教室
1Department of Pharmacology, Faculty of Pharmaceutical Sciences, Nagasaki University
pp.221-230
発行日 1980年2月15日
Published Date 1980/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405203067
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Ⅰ.Neuropeptideと精神医学
精神機能,意識あるいは心的状態とその結果としての行動を内因性の化学物質の作用としてとらえようとの試みは,近年,急速に発展しつつある研究分野ということができる。
従来,特定の腺で産生され,血流によって運ばれて他の組織または細胞に作用してその機能レベルを促進または抑制するものとされてきたホルモンが,視床下部—脳下垂体系ホルモンの研究を中心に神経内分泌学へと発展した。
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