Japanese
English
紹介
「いのちの電話」活動の概要
Counseling Activities of "Inochino-Denwa"
稲村 博
1
,
森 秀人
1
,
藤井 哲
1
,
斎藤 友紀雄
1
,
白井 幸子
1
,
小泉 登志子
1
,
林 義子
1
Hiroshi Inamura
1
,
Hideto Mori
1
,
Akira Fujii
1
,
Yukio Saito
1
,
Sachiko Shirai
1
,
Toshiko Koizumi
1
,
Yoshiko Hayashi
1
1社会福祉法人・いのちの電話
1Inochi-no-Denwa, Social Welfare Juridical Person
pp.1113-1119
発行日 1975年10月15日
Published Date 1975/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202390
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Ⅰ.はしがき
「いのちの電話」は,発足以来満4年を経過する。自殺防止をはじめ,あらゆる種類の不安や悩みに応じるわが国最初の電話カウンセリング機関として,強い期待と支援を受け,また広く注目を集めている。
自殺防止活動は,ヨーロッパにおいてはすでに19世紀末に始まった。その後徐々に拡大していたが,ことに1955年ロンドンの「サマリタンス」(The Samaritans),続いて1958年ロサンゼルスの「自殺予防センター」(SPC,Suicide Prevention Center)が設立されてからは,本格的発展段階に入ったといえる。また,1963年シドニーに「ライフ・ライン」(Life Line)が創立されてからは,従来の自殺防止のみならず,あらゆる問題に応じる電話カウンセリング機関として,飛躍的拡がりを持つに至っている。
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