Japanese
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来日記念講演
てんかんの類型と睡眠のタイプ
Types of Epilepsy and Types of Sleepers
Dieter Janz
1
,
稲見 允昭
2
Dieter Janz
1
,
Masaaki Inami
2
1自由ベルリン大学神経病部門
2北里大学精神神経科学教室
1Freie Universität Berlin, Abteilung für Neurologie
2Dept. of Neuro-psychiatry, Kitasato Univ. School of Medicine
pp.220-225
発行日 1975年3月15日
Published Date 1975/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202285
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睡眠てんかん患者と覚醒てんかん患者の性格傾向に関しては,私はすでに名古屋で話しているので,今日は,この2つのタイプのてんかんにおける睡眠のタイプについて話そうと思う。
F. L. Patryは,アメリカの州立病院の医者であるが,すでに1931年に次のような疑問をもった。すなわち,てんかん発作の発現時間のピークの相違は,患者の睡眠パターンの相違と関係があるのではないかという疑問である。彼はこういっている。「発作発現時間のピークが患者によってまちまちであるように,睡眠のタイプもそれぞれ異なる。入眠後1時間以内に最も深い眠りに達する人もあれば,覚醒直前に深睡眠に達する朝型の人もいる。このような睡眠の特徴と発作発現時間のピークとの間に何らかの相関があるのではないかと思う」。
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