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Die Objektivierung psychiatrischer Syndrome durch multifaktorielle Analyse des psychopathologischen Befundes/Psychiatry and Pseudopsychiatry
水野 鍾二
1
,
柏瀬 宏隆
1
1慶大精神神経科
pp.673,725
発行日 1974年7月15日
Published Date 1974/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202205
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精神医学的診断学における議論には,しばしば2つの研究方法が対比させられる。それは,個人の印象と経験に基づく記述という,より質的な方法と,印象を処理・操作しそれによって記述を標準化,計量化し,科学的検査としての要請を満たすような量的な方法とである。
後者のごとき精神医学における計量統計的方法は,古典的臨床的経験と記述に基づいて明らかにされたものを保証するのか,あるいは他の結果をもたらすことになるのであろうか? われわれはMax-planck-Institüt für Psychiatrieで1969,70年に入院した全患者に2つのスケール評価尺度),すなわちIMPS(Lorr,Klett,McNair,Lasky)とAMP(Skala der Arbeitsgemeinschaft für Methodik und Dokumentation in der Psychiatrie)を用いて精神病理学的症状を把えてみた。
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