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研究と報告
対人恐怖症における愛と倫理(その2)—「恥辱」から「罪」へ
Eros and Ethos in the Case of Anthropophobic Patients, Part 2 : From Disgrace to Guilt
内沼 幸雄
1
Yukio Uchinuma
1
1帝京大学医学部精神神経科
1Dept. of Psychiatry & Neurology, Teikyo Univ. School of Medicine
pp.145-154
発行日 1974年2月15日
Published Date 1974/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202141
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I.はじめに
対人恐怖症の病態変化にみられる「恥」→「罪」→「善悪の彼岸」という倫理的問題のうち,「恥」の段階については第1報で考察した。その主たる。論点はつぎの点に要約される。
(1)対人恐怖症の初期経過は,「恥じらい」→「恥辱」への変化として把握される。
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