座談会
内村祐之先生をかこむ—「精神医学の基本問題」をめぐって
臺 弘
1
,
土居 健郎
2
,
宮本 忠雄
3
,
内村 祐之
4,5
1東京大学精神医学
2東京大学精神衛生学
3東京医科歯科大学神経精神科学
4東京大学
5財団法人神経研究所
pp.884-901
発行日 1972年10月15日
Published Date 1972/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201941
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執筆への動機
臺 本日は春というのにずいぶん冷たい雨が降っている日でございますが,内村先生にわざわざおいでいただきまして,少しずつ年代の違う,受持ちの領域も多少違う3人の者が,先生にいろいろ伺う機会を得まして非常にうれしく思うわけでございます。
「精神医学」には前々から"先覚者に聞く"というシリーズがありまして,いろいろの先生方にお話を伺ってまいりましたが,私共は内村先生には,どうも失礼ながら,昔話を伺うという気分になれそうもありません。それに先生は以前,41年から20回にわたって「わが歩みし精神医学の道」という題で,ご自分のお仕事の間に交渉をもたれたいろいろな方々のお話を「精神医学」に載せられました。これは単行本*としても出されております。
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