カンファレンス
Dr. Swansonをかこんで—東大・手の外科
山内 裕雄
1
1東大整形
pp.253-258
発行日 1966年6月25日
Published Date 1966/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908437
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Dr. Alfred B. Swansonについては,御存知の方も多いと思うが,Michigan州Grand RapidsにあるBlodgett Memorial Hospitalの整形外科主任であるとともに,手の外科の権威の一人であり,とくに兼任主任をされている米国有数の身体障害児センターであるTheMary Free Bed Children's HospitalおよびconsultantをされているThe Michigan Juvenile Amputee Clinicにおける多年の経験から,脳性麻痺手の再建,小児義手については造詣が深く,優れた業績をあげられている.筆者は約8年前ミシガン大学附属病院に勤務中,2ヵ月間上記Blodgett Memorial Hospitalに派遣され,その一見特異な温顔と人格に接することができ,深い印象を受けた.一昨年来日の折にも,横浜市大土屋教授の御好意で再会の機会に恵まれたが,今回3週間ベトナムで篤志診療にあたられた帰途,2日間滞京され,このカンファレンスに出ていただくことができた.日大佐藤教授,新潟大学田島助教授も参加され有意義な会となつたので,ここに再録させていただくことにした.
なお,本誌創刊号にDr. Riordanをかこんでの会を御報告したので,今回はその際の内容となるべく重複しないように症例を選んだ.Dr. Swansonもこの誌上発表を快諾されている.
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