Japanese
English
研究と報告
フェノチアジン系薬剤イレウスの1回復症例—臨床症状,治療方針および文献的考察
A Case of "Phenothiazine Ileus" Recovered from Shock
栗岡 良幸
1
Yoshiyuki Kurioka
1
1阪奈サナトリウム
1Hanna Sanatrium
pp.567-571
発行日 1972年6月15日
Published Date 1972/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201906
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(1)“フェノチアジンイレウス症”の報告はきわめて乏しく予後の悪いショック例でありながら輸液およびクロルプロマジンの休薬で回復した症例を報告した。
(2)フェノチアジンイレウス症の発生病理を考察した。
(3)文献的考察を加え,フェノチアジンイレウスの早期診断,病状の追跡,輸液療法が効果的であることを述べた。
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