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特集 社会変動と精神医学
社会変動と精神医学
Social Change and Psychiatry
加藤 正明
1
Masaaki Kato
1
1国立精神衛生研究所
1National Institute of Mental Health
pp.1128-1132
発行日 1971年12月15日
Published Date 1971/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201827
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I.はじめに
精神医学が社会変動とどのようにかかわりあってきたか,相互にどのような影響を与えあってきたかという問題をここに論じようとする。このさい社会変動social changeなるものを精神医学との関連において,どのようにとらえるか,どの側面をとくに強調しなければならないかということが,最も重要なポイントになるのであろう。
とくに日本の現状はきわめて迅速かつ広汎な社会変化が進行していることであり,この変動を都市化,産業化,核家族化,情報過多,過疎化,過密化,大衆社会化,管理社会化,オートメーション化,第2次産業優位などのさまざまの面でとらえることができる。
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