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資料
総合病院における精神科に対する病院長の意見
The Views of Superintendents on the Psychiatric Department of General Hospital
春原 千秋
1
,
栗原 雅直
1
,
野口 拓郎
1
,
大津 正典
1
,
佐藤 壱三
1
,
富永 一
1
1総合病院精神科医長会
pp.967-975
発行日 1970年11月15日
Published Date 1970/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201680
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I.はじめに
昭和42年名古屋医学会総会のさいに総合病院精神科医長会が発足した。その後関東地区の一部有志が不定期ながらしばしば集談するようになった。種々の話題を通じて基本的に次のような状況が重要であると考えるようになっていたので,それをまず述べておきたい。
(1)精神医療の主流,あるいは精神科医師の主力が,慢性経過患者の社会復帰にそそがれている現実,および単科病院を主体とする精神医療機関の大部分がその方向をとる必然性を否定することはできない。しかし他方,精神医療のひろがりに応じた,あるいは単科病院の欠陥をおぎなう総合的精神医療機関も必要である。
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