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わが国における病院の公衆衛生活動の現況とその考察(Ⅹ)—病院長の総括的意見(1)
吉田 幸雄
1
1病院管理研究所
pp.213-217
発行日 1962年3月1日
Published Date 1962/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201898
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前号まで述べられたものは,病院において行なわれている広義の公衆衛生活動と称せられるべき各種の活動を対象としたものであったが,本編において述べようとするものは,本来行なうべき医療の立場から,公衆衛生計画において病院の役割はいかにあるべきか,また病院の固有の条件からいかに扱われるべきかについての,病院長の総括的な意見調査をまとめたものである。これを(1)病院の公衆衛生活動の限界(2)専門医の技術的参加の一般的意見(3)医療機関整備計画(4)その他の自由な意見,の4問題に分けて質問した。ただし,調査の結果から,一般的意見の大体の方向については理解ができるようであるが,質問の仕方(参照,病院20巻2号75頁)について未熟であったために,必ずしもそれが正確なものであるかどうかについては考慮を要するだろう。
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