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資料
ブラジル移住者の精神医学的研究(Ⅲ)—都市周辺と奥地開拓部落との比較
Psychiatric Investigation about Emigrant to Brazil (Ⅲ): Comparison with the Environs and the Cultivated Village in Depth
柴田 出
1
,
柴田 道二
1
,
峰松 修
1
,
元田 克己
1
,
野口 宗雄
1
,
安中 康子
1
,
中野 隆子
1
Izuru Shibata
1
,
Doji Shibata
1
,
Osamu Minematsu
1
,
Katsumi Motoda
1
,
Muneo Noguchi
1
,
Yasuko Annaka
1
,
Takako Nakano
1
1聖ルチア病院ブラジル移住者問題研究班
1St. Lucia Hospital
pp.341-346
発行日 1970年4月15日
Published Date 1970/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201605
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I.はじめに
われわれは,先に,サンパウロ市近郊S市の日系人を対象に,精紳医学的研究を行ない,日系人移住者における,適応障筈の因子としては,移住前の教育,現在の環境,仕事,および収入などに対しての,不平・不満が相当のウェートを占めていることを知った8)9)。
今国は,S市の日系人と異なった条件のもとに生活している,Aコロニー(サンパウロ市の西北800kmの奥地にある日系人だけの開拓部落)の住民を対象にして調査し,その結果を,前回報告のS市の資料と比較検討した。
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