Japanese
English
研究と報告
“破綻酩酊”の精神医学的知見—犯罪者5例の精神鑑定例を通じて
Psychiatric Problems Observed at Five Cases of So-called Ruptured Drunkenness
浅田 成也
1
Shigeya Asada
1
1広島大学医学部神経精神医学教室
1Dept. of Neurol. and Psychiat., Hiroshima Univ. School of Med.
pp.385-392
発行日 1969年5月15日
Published Date 1969/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201477
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Ⅰ.精神鑑定と普遍的法則
精神鑑定の中心課題は,主として犯罪行為と疾患の諸関係を行為の様式という点から追求するところに求められるといえる。
しかし犯罪行為は,犯罪時のみの行為という特殊性のために,単なる行為の様式そのもののみからは,十分な鑑定を成しとげることが困難であることもいうをまたない。
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