Japanese
English
研究と報告
精神分裂病者の社会適応経過—外来初診後3年間の経過調査
Observations of the Social Life in Schizophrenic Patients
国友 貞夫
1
,
石川 辰夫
1
,
丸山 甫
1
Sadao Kunitomo
1
,
Tastuo Ishikawa
1
,
Hajime Maruyama
1
1群馬大学医学部精神神経科教室
1Dept. of Neuropsych., Gunma Univ., School of Medicine
pp.609-612
発行日 1968年8月15日
Published Date 1968/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201367
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
I.はじめに
精神分裂病の予後についての研究は多いが,その対象はほとんどが入院した分裂病者にかぎられている。今回,1962年に群馬大学精神神経科を初診した分裂病者の予後調査をしたのは,以下のような理由による。
1)通院治療のみで社会復帰している例が増加していて,精神分裂病の予後を知るには入院患者と外来通院患者(初診のみの患者を含めて)についての調査を必要とする。
Copyright © 1968, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.