特集 地域精神医学—その理論と実践
第63回日本精神神経学会総会シンポジウム
はじめに
加藤 正明
1
1国立精神衛生研究所
pp.791
発行日 1966年10月15日
Published Date 1966/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201071
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「地域精神医学」のシンポジウムは,前日に行なわれた「精神医療体系のなかでの精神病院の位置づけ」の継続として行なわれた。このことは,医療活動の中心となる精神病院に加うるに,公衆衛生活動の一環としての地域精神衛生が,精神科医療体系の発展に不可欠なことを明らかにしようとしたからである。
したがつてこのシンポジウムの最初に,この趣旨を副司会者の佐藤壱三氏が述べ,ついで「精神病院の位置づけ」のシンポジウムの副司会者の岡田靖雄氏から,前日の分科会における問題点をあげて説明することをお願いした。
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