動き
国立武蔵療養所の敷地内鉄道貫通計画についての問題
林 暲
pp.777
発行日 1966年9月15日
Published Date 1966/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201069
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武蔵療養所は戦前に軍事保護院の精神病院として設立されたもので,都下小平市にあり,敷地8万余坪,南北にやや長い形をなし,西側の少し北によつて1200坪ほどの矩形の突出部がある。戦後この西隣にブリヂストンの工場ができ。この境界は上記の病院敷地突出部と下駄の歯のようにかみ合つている。
間題の鉄道は東京外環状線といわれるもので,東海道線,山手線につながる新鶴見操作場から国分寺,浦和,北小金,船橋をつらね,東京に集まる国鉄各線の貨物輸送の円滑化をはかり,かたわら旅客輸送も行なおうというものである。当面問題となつた計画線は,国分寺から所沢方面に向かう途中,病院の西側境界に沿い,敷地西側の突出部を分断して敷設しようとするものである。
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