Japanese
English
研究と報告
Diazepam(Horizon)静注法を通じての二,三の精神神経薬理学的臨床知見
Some Psycho-Pharmacological Criteria for the Intravenous Use of "Diazepam" on Neurosis and Psychosis
浅田 成也
1
,
山県 茂樹
1
,
河村 隆弘
1
S. Asada
1
,
S. Yamagata
1
,
T. Kawamura
1
1広島大学医学部神経精神医学教室
1Dept. of Neuro-Psychiat., Hiroshima Univ. School of Med.
pp.768-776
発行日 1966年9月15日
Published Date 1966/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201068
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I.はしがき
われわれはさきにdiazepam-interviewにおいてうかがわれる二,三の特有な神経症状に注目したが,今回はなお一過性にしろ発呈する神経症状にいつそうの関心をもつて,対象も前回のようにヒステリー徴候のみられる例にかぎらず,精神分裂病圏の例との比較もなしうるようにした。
これらの対象例は26例におよぶが,それらの臨床効果に関しては,静注前,途中,直後,30分後ならびに24時間後にわたり,独自の評価表を作製したうえで検討を加えた。
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