グラフ
なんとかして子供の可能性を伸ばしたい—国立武蔵療養所重症心身障害児病棟
日下 とき子
,
八木 保
pp.958-961
発行日 1975年10月1日
Published Date 1975/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917340
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‘この子らに愛の手を’‘子供の前途を悲観して親子無理心中’新聞の見出しにこんな言葉を見つけるのに難しくはない.悲惨な現実を訴える言葉は多くの人の胸をうつ.かわいそうな子 救ってあげなければならない子.だが人は同時に看護婦や保母のなり手のなさを嘆く.私たちの心の中に何の予盾も起こさないままに.
そんな世の喧噪になんら邪魔されることなく 重心病棟の児らは今日も看護婦・士らとの1日の生長の喜びを味わっている.ここ武蔵療養所に重心病棟ができ上がったのは今年の5月である.それから半年ほどしかたっていない.全くの新しい病棟である.
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