Japanese
English
研究と報告
抑うつ状態に対するNortriptylineの使用経験
Clinical Effect of Nortriptyline on Depressive State
増村 幹夫
1
,
佐藤 幸
1
,
田中 政春
1
,
鈴木 雄二
1
M. Masumura
1
,
S. Sato
1
,
M. Tanaka
1
,
Y. Suzuki
1
1新潟大学医学部精神神経科
1Dept. of Neuropsychiat., Niigata Univ., School of Med.
pp.1083-1086
発行日 1965年12月15日
Published Date 1965/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200941
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I.緒言
抑うつ剤に対する関心は1957年R. KuhnがImipramineを試用してから急速にたかまり,抑うつ状態の薬物療法に対して期待ができるようになつた。その2年後Merk研究所よりAmitriptylineが合成され臨床的に抗抑うつ剤として有効であることが認められた。
われわれはこのAmitriptylineの誘導体であるMonomethyl amitriptyline(Nortriptyline)を試用する機会をえたので,その成績を報告したいと思う。
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