薬剤
抑うつ状態に対するJB 516の使用経験
那須 敏雄
1
,
小田 晋
1
,
小林 健一
1
1東京医科歯科大学神経科
pp.381-388
発行日 1960年6月15日
Published Date 1960/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200227
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Ⅰ.まえがき
抑うつ状態に対する薬物療法のうち,いわゆるStimulantとよばれる一連の薬物が最近,かなり知られてきており,カフィロン,メチルフェニデート,ピプラドロールなどが用いられてきている。
これらは,いわゆるParasympothomymeticaとして,その中枢刺激作用をうつ状態の治療に応用しているわけなのであるが,したがつてそれ自体の効用と限界をあわせもつているわけである。
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