Japanese
English
研究と報告
光原性自己誘発てんかんの1例
A Case of Photogenic and Self-induced Epilepsy
中尾 弘之
1
,
青木 功
1
,
笹田 稔
1
,
松田 伯彦
1
,
長谷川 豊
2
H. Nakao
1
,
I. Aoki
1
,
M. Sasada
1
,
M. Matsuda
1
,
Y. Hasegawa
2
1徳島大学医学部神経精神医学教室
2徳島大学医学部小児科学教室
1Dept. of Neuropsychiat., Tokushima Univ. School of Med.
2Dept. of Pediatrics, Tokushima Univ. School of Med.
pp.901-905
発行日 1965年10月15日
Published Date 1965/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200914
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I.はじめに
日常のありふれた光のゆらぎによつて,てんかん発作が誘発されることはむかしから知られており,これは光原性てんかんといわれている。これは非常に少ないが10),このうち,患者自身で光原性てんかんを起こす光原性自己誘発てんかんはさらにまれである。外国では1962年に約60例の集計の報告があり1),わが国では4例の報告がある。最近われわれは光原性自己誘発てんかんの1例を見たので,それについて報告する。
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