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資料
精神科病院外来における抗精神病薬減量の成果
Antipsychotic Dose Reduction for Outpatients in a Psychiatric Hospital
小林 和人
1
Kazuto KOBAYASHI
1
1山容病院
1Sanyo Hospital, Sakata, Japan
キーワード:
Dose reduction
,
Dose-related risk
,
Subjective adverse effects
,
Polypharmacy
,
Schizophrenia
Keyword:
Dose reduction
,
Dose-related risk
,
Subjective adverse effects
,
Polypharmacy
,
Schizophrenia
pp.61-65
発行日 2012年1月15日
Published Date 2012/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405102077
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はじめに
近年実施された大規模調査において,抗精神病薬服用者では心臓突然死のリスクが用量依存性に上昇し,そのリスクは非定型薬と定型薬とで同等であると報告されており4),統合失調症治療においては薬剤の用量をなるべく少なくすることが重要である。しかし実際の臨床現場では患者本人や家族,医療スタッフが状態悪化を懸念したり処方変更に不安を覚えたりし,薬剤減量が進まないことがある。当院にもそのような状況がみられた。今回,外来通院中の統合失調症49例に対して自己記入式質問票(チェックシート)による調査を行い副作用を顕在化させ,うち28例の処方変更に取り組んだところ,抗精神病薬を減量できた。若干の考察を加えて報告する。
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