書評
―Emil Kraepelin 著,影山任佐 訳―クレペリン回想録
小阪 憲司
1
1ほうゆう病院
pp.984
発行日 2007年9月15日
Published Date 2007/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405101075
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本書は,「近代精神医学の父」といわれるクレペリン自身の回想録であり,1976年にミュンヘンで開催されたクレペリン没後50周年記念式典の際にミュンヘン大学精神医学教室のヒッピウス教授やマックスプランク精神医学研究所のペータース教授ら編集者の提案にクレペリンの子孫が同意して1983年にSpringerから出版されたものを,影山氏が全訳したものである。
私は1977年に,クレペリンが開設したドイツ精神医学研究所の後身であるマックスプランク精神医学研究所に留学した。研究所はシュヴァービング地区のクレペリン通りにあり,玄関を入るとすぐクレペリンの胸像が目に入る。
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