Japanese
English
特集 気管支喘息と受容体
IgE受容体(FcεR)
IgE receptor (FcεR)
権 寧博
1
,
橋本 修
1
Yasuhiro Gon
1
,
Shu Hashimoto
1
1日本大学医学部第一内科
1First Department of Internal Medicine, Nihon University School of Medicine
pp.1155-1160
発行日 1997年12月15日
Published Date 1997/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404910073
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はじめに
IgEレセプターには,主としてマスト細胞,好塩基球に選択的に発現してI型アレルギー反応の引き金となる高親和性IgEレセプター(FcεR I)と,リンパ球,単球・マクロファージ,好酸球,血小板などの細胞に広く分布する低親和性IgEレセプター(FcεRII/CD 23)の2種類が存在する.
本稿ではアレルギー反応において中心的役割を果たしているこのIgEレセプターの構造・機能について概説し,これらのレセプターをめぐる最近のトピックスについて紹介する.
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