Japanese
English
Bedside Teaching
覚醒剤中毒による心筋障害
Cardiac Toxicity of Ephedrine and the Associated Drugs
綾部 征司
1
,
大野 実
1
,
永井 良三
1
Seiji Ayabe
1
,
Minoru Ohno
1
,
Ryozo Nagai
1
1東京大学大学院医学系研究科循環器内科学
1Department of Cardiovascular Medicine, Faculty of Medicine, University of Tokyo Graduate School of Medicine
pp.193-198
発行日 2002年2月15日
Published Date 2002/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404902428
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はじめに
日本における覚醒剤の使用は1941年のヒロポン販売に始まり,第二次世界大戦時には軍需工場労働者・兵士が服用したといわれる.1954年には第一次乱用期が起こり,5万5千人が検挙された.現在では未成年者にも乱用が拡がり,第三次覚醒剤乱用期といわれ,2000年度の警察白書によれば検挙数25,913件・押収量1,026.9kgとされている1).
本稿では,今後増加が予想される覚醒剤に伴う心血管系合併症について述べたいと思う.
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