Japanese
English
Bedside Teaching
病態の違いによる酸素療法と維持目標Pao2
Management of Respiratory Failure, How to Keep Arterial Oxygen Pressure
桑平 一郎
1
Ichro Kuwahira
1
1東海大学医学部呼吸器内科
1Department of Pulmonary Medicine, Tokai University School of Medicine
pp.1201-1205
発行日 2001年12月15日
Published Date 2001/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404902394
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はじめに
末梢の臓器・組織・細胞に酸素を供給するという観点からは,低酸素血症の際にはできるだけ多くの酸素吸入を行い,動脈血酸素分圧,酸素含量を上昇させることが理にかなっているように思える.しかし,疾患・病態によっては,ただ酸素吸入を行うことが最終的な生存率改善につながらなかったり,逆に悪影響を及ぼすことさえあり得る.
本稿では,ベッドサイドティーチングとして,最近の知見を紹介しながら酸素療法についてのエビデンスを考えたい.
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