Japanese
English
Bedside Teaching
硝酸薬の耐性とその回避
Mechanisms and Prevention of Nitrate Tolerance
松本 鉄也
1
,
木之下 正彦
1
Tetsuya Matsumoto
1
,
Masahiko Kinoshita
1
1滋賀医科大学第一内科
1Department of Internal Medicine I, Shiga University of Medical Science
pp.179-185
発行日 1998年2月15日
Published Date 1998/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404901644
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はじめに
硝酸薬は古典的な抗狭心症薬であり,狭心症と心不全に対する有用性は確立している.しかし,その作用機序については不明な点が多く残されている.硝酸薬の耐性もまだ解決していない古くからの問題である.現在も多く言及されるのはチオールの関与であり,もう一方は神経体液性因子の舌性化である.活性酸素の関与も注目されており,ここでは最近の知見を交えながら,硝酸薬の耐性とその回避法について概説したい.
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