Japanese
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特集 呼吸循環系の順応と適応
比較生理学からみた順応と適応
Acclimatization and Adaptation, Comparative Aspect
桑平 一郎
1
,
神谷 有久里
1
Ichiro Kuwahira
1
,
Uguri Kamiya
1
1東海大学医学部第2内科
1Department of Internal Medicine II, School of Medicine, Tokai University
pp.947-952
発行日 1997年10月15日
Published Date 1997/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404901564
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順応と適応
順応acclimatizationとは,生物が有する機能および形態が環境の変化に応じて変化し,その環境での生存に適合することを意味する.通常,数時間から数週間の時間的経過をとり,その変化は可逆的,非遺伝的である.これに対し,適応adaptationとは,機能的,形態的変化がその環境のもとでの繁殖に適合すること,あるいはその適合する過程を意味し,その変化は不可逆的,遺伝的である.
比較生理学からみた順応と適応という話題はあまりに広い範囲を取り扱うことになる.臓器,組織,細胞,ミトコンドリア,解糖系・TCAサイクルと電子伝達系の各酵素群など,すべての段階で異常環境に対する順応と適応に関わる変化が生じている.
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