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連載 呼吸器診療での肺機能検査の必要性とその活用・1【新連載】
フローボリューム・スパイロメトリー・肺気量分画
Flow Volume Curve,Spirometry,Lung Volume
小川 浩正
1
Hiromasa Ogawa
1
1東北大学大学院医学系研究科産業医学分野
1Department of Occupational Health, Tohoku University Graduate School of Medicine
pp.59-67
発行日 2012年1月15日
Published Date 2012/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101869
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はじめに
呼吸器患者の診療において,呼吸困難などの症状の訴えを理解するために肺機能検査は必須である.呼吸の目的はガス交換である.ガス交換能を規定する因子として,1)換気能力,2)肺気量,3)拡散能力,4)換気と血流のバランスを挙げることができる.換気能力の評価として,スパイロメトリーがあり,肺気量の評価として,肺気量分画測定がある.ここでは,スパイロメトリー,肺気量分画測定から得られる肺活量(VC),肺気量そしてフローボリューム評価の意義について概説する.
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