Japanese
English
Bedside Teaching
Quasimodo syndrome—脊柱後側弯による障害
Cardiopulmonary Impairment in Kyphoscoliosis:Quasimodo syndrome
太田 保世
1
,
小野 容明
1
,
神尾 和孝
1
Yasuyo Ohta
1
,
Yoshiaki Ono
1
,
Kazutaka Kamio
1
1東海大学医学部第2内科
1Department of Internal Medicine II, School of Medicine, Tokai University
pp.1185-1189
発行日 1995年12月15日
Published Date 1995/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404901161
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はじめに
時代が変われば,古い事象も新しい衣装をまとって登場する.最近の学会発表にみられるように,新しい機器による方法以外には何ら新しい知見が存在しなくとも,である.なかには,研究者の視点の置き場所や,時には文学的な感覚から,衣装を変えられる場合もある.例えば,Pick—wick症候群が,肥満低換気症候群になったり,閉塞型睡眠時無呼吸症候群になったり,Fee-fi—fo-fum症候群1)になったりする場合で,それらが全く異なるものか同じものか,時には混乱を招くのである.
さて表題のQuasimodo syndrome2)も,基礎疾患は重症の脊柱後側蛮症(Kyphoscoliosis)である.夜間の睡眠ポリグラフ検査(ポリソムノグラフィー)が,さまざまな病態について行われるようになり,従来の疾病概念や病態発生に新しい知見が加わったことが,この新しいネーミングの背景になっている.
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