Japanese
English
装置と方法
心筋梗塞の超音波立体画像
Three-Dimensional Echocardiography in Myocardial Infarction
寺西 純一
1
,
三神 大世
1
,
北畠 顕
1
,
伊藤 宜範
2
,
山本 強
2
Jun-ichi Teranishi
1
,
Taisei Mikami
1
,
Akira Kitabatake
1
,
Yoshinori Ito
2
,
Tsuyoshi Yamamoto
2
1北海道大学医学部循環器内科
2北海道大学大型計算機センター
1Department of Cardiovascular Medicine, Hokkaido University School of Medicine
2Computing Center, Hokkaido University
pp.773-776
発行日 1995年8月15日
Published Date 1995/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404901098
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はじめに
近年コンピューター技術の発展に伴い,各種画像診断において,二次元画像の三次元化への試みが活発化している.心臓画像の三次元化の目的として第一にあげられるのは,複雑な心内構造やその心動態の異常をあるがままの立体構造として表示することである1,2)さらに,これまで二次元情報から幾何学的仮定に基づき算出されていた左室容量や,複雑な形態のため容量計測が困難とされていた右室容量の計測が正確になされることが期待されている3).
本稿では,まず心臓三次元超音波法の装置と方法につき概説するとともに,われわれ自身が開発した超音波立体画像表示法とその心筋梗塞例への応用について述べる.
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