巻頭言
小口径人工血管の開発の問題点
草場 昭
1
1琉球大学医学部第2外科
pp.939
発行日 1992年10月15日
Published Date 1992/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900546
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四肢動脈血行再建術の成績は過去30年の間に著しく向上し,特に最近の10年間は,ほぼ安定した成績が得られるようになった.
四肢動脈血行再建術におけるグラフトとしては,現在では自家静脈が最も優れているとされているが,常に適切な自家静脈片を採取できるとは限らず,また手術侵襲を軽減する意味からも,小口径人工血管(口径<4mm)の開発が強く望まれる.
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