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Bedside Teaching
MRIによる解離性大動脈瘤のエントリー診断
Diagnosis of Entry on Dissecting Aneurysm of Aorta by MRI
今井 均
1
Hitoshi Imai
1
1千葉大学医学部第三内科
1The 3rd Department of Internal Medicine, School of Medicine, University of Chiba
pp.135-141
発行日 1991年2月15日
Published Date 1991/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900220
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解離性大動脈瘤は,50〜60歳台の男性に多く,主に,中膜壊死の部分に出血が起こることにより,動脈壁の解離が生ずる状態である.
解離性大動脈瘤の自然歴での致死率は高く,発症後24時間以内で60%,2週間以内で80%,3カ月で90%と言われている1).したがって,解離性大動脈瘤の速やかな診断は大切であり,とくに,剥離内膜,真腔および偽腔,エントリーおよびリエントリーの部位,解離の範囲,瘤の径,主要動脈分枝血管との関係,心タンポナーデの有無,大動脈弁逆流の程度の診断は,治療方針の決定に重要である.
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