Japanese
English
特集 生体リズムからみた循環器疾患
気候変化からみた循環器系生体リズム
Biological rhythm in cardiovascular system with special reference to the effect of climate change
矢永 尚士
1
,
市丸 雄平
1
,
足立 みちる
1
,
江口 哲治
2
Takashi Yanaga
1
,
Yuhei Ichimaru
1
,
Michiru Adachi
1
,
Tetsuji Eguchi
2
1九州大学生体防御医学研究所
2大分大学工学部
1Department of Bioclimatology and Medicine, Medical Institute of Bioregulation, Kyushu University
2Departnlent of Engineering, Oita University
pp.613-620
発行日 1990年7月15日
Published Date 1990/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900169
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はじめに
気候と健康,生体リズムと健康の関係について論じた書物は多い。気候変化と循環器疾患の発症に関係があること,循環器疾患の発生に好発時間帯があることは誰しも認めるところであろう。生体には環境変化に対して内部環境の恒常性を保つためのhomeostasis機構と,この恒常性を保ちながら一定の周期性をもってくり返すrhythmがあり,この両機構が相まって環境へのスムースな適応が可能となる。環境系はhomeostasis機構,リズム機構と密接な関係がある。
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