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特集 COPD合併肺癌:病因論から治療まで
コンピュータ支援CT画像診断システムの開発
Computer-aided Detection/Diagnosis(CADe/CADx)Systems using Low Dose Thoracic 3D CT Images
仁木 登
1
Noboru Niki
1
1徳島大学大学院理工学研究部
1Faculty of Engineering, Tokushima University
pp.755-759
発行日 2016年8月15日
Published Date 2016/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404206007
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はじめに
日本人の3人に1人はがんで死亡している.部位別では肺がん(7.1万人/年),胃がん(4.8万人/年),大腸がん(4.3万人/年)が上位を占めている1).近年,CTの革新的な進歩により,がんの検診・診断・治療において3次元CT画像は中心的な役割を果たしている.われわれは胸部CT画像を用いて,肺がんを中心として慢性閉塞性肺疾患(COPD),骨粗鬆症の早期検出・診断の研究開発を進めている.この内容は,①放射光CTによる肺ミクロ病態の解明,②胸部臓器疾患の解析・診断法の創出,③肺がん低線量CT検診のコンピュータ支援診断システム(CAD)の開発を行っている(図1).これらの成果について述べる.
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