Japanese
English
特集 Budd-Chiari症候群をめぐって
Budd-Chiari症候群に対する直達手術
Radical correction of Budd-Chiari Syndrome
古謝 景春
1
,
草場 昭
1
Kageharu Koja
1
,
Akira Kusaba
1
1琉球大学医学部第2外科
1The Second Department of Surgery, Faculty of Medicine, University of the Ryukyus
pp.1177-1184
発行日 1989年11月15日
Published Date 1989/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404205574
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肝部下大静脈閉塞を伴うBudd-Chiari症候群は東洋に多い疾患であるが1),その自然予後は不良とされている。本症に対する外科治療に関しては,手術方法.手術侵襲,手術成績およびその長期予後の観点からいまだ論議が多い。
曲直部ら2)による肝脱転法は,閉塞する肝静脈と下大静脈の再建を同時に施行することが可能であり,より根治的であるにもかかわらず,手術侵襲が大なるがゆえに,いまだ本法による手術成功例の報告は少ない。
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