Japanese
English
装置と方法
ガスの種類に影響されない呼吸流量計
Respiratory gas flowmeters unaffected by gas composition
椿本 博久
1
,
今岡 薫
1
Hirohisa Tsubakimoto
1
,
Kaoru Imaoka
1
1アニマ株式会社
1Anima Corporation
pp.1229-1235
発行日 1985年10月15日
Published Date 1985/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204756
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生体計測において呼吸流量計測は重要な基礎技術のひとつであることは言うまでもないが,現在においてもなお,解決しなければならない幾つかの課題を有している。その主なものを列挙すると以下の通りである。
(1)患者に対する負担(例えば呼気抵抗や取付部の重量・形状など)が小さいこと (2)滅菌や消毒が簡単に行える構造であること (3)使用するガスの組成に影響をうけないこと (4)流量を積分して気量を求めることが多いので,計測範囲にわたって直線性がよいこと,またゼロ点が安定であること,さらに可能ならばデジタル出力であること(この場合は積分誤差が無視できる) (5)肺機能検査に用いるには,広い流量範囲(0〜±12l/s)の計測が可能で,かつその範囲にわたって精度が維持されていること。また急激な流量変化に応答できるよう周波数特性が良いこと (6)校正が簡単であるか,もしくは無校正であること,である。
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