Japanese
English
装置と方法
虚血較正イヤピース心拍出量計における異常値の検出補正法
A method for correction of abnormal values in measuring cardiac output with dichromatic earpiece densitometer
山口 一郎
1
,
小松 栄一
1
,
大沼 沖雄
1
,
加賀谷 茂
1
,
宮沢 光瑞
1
Ichiro Yamaguchi
1
,
Eiichi Komatsu
1
,
Okio Ohnuma
1
,
Shigeru Kagaya
1
,
Kozui Miyazawa
1
1山形大学医学部附属病院検査部
1Department of Clinical Laboratory, Yamagata University Hospital
pp.1109-1114
発行日 1985年9月15日
Published Date 1985/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204739
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虚血較正2色式イヤピース心拍出量計(日本光電,JQ410V及びMLC 4100)は,被検者への侵襲が少なく,小型軽量で操作が簡便,測定値の信頼性,再現性も良好として,ベッドサイドでの有用性が評価されている1〜6)。しかし,時に信じられない異常値が記録されることも指摘されている5)にもかかわらず,測定値の妥当性を的確に判定する方法は未だ呈示されていない。筆者らは,虚血較正イヤピース法を標準的キュベット法と比較して,本法の信頼性を再評価すると共に,心拍出量と循環時間との密接な相互関係を利用して,異常値の検出,補正を試み,良好な結果を得ているので報告する。
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