Japanese
English
特集 Interventional Angiography
末梢動脈
Percutaneous transluminal angioplasty for peripheralarteries
岩田 美郎
1
,
久 直史
2
,
成松 芳明
2
,
古寺 研一
2
,
甲田 英一
2
,
平松 京一
2
Yoshiro Iwata
1
,
Naofumi Hisa
2
,
Yoshiaki Narimatsu
2
,
Kenichi Kodera
2
,
Eiichi Kohda
2
,
Kyoichi Hiramatsu
2
1済生会宇都宮病院放射線科
2慶応大学放射線診断部
1Dept. of Radiology, Saiseikai Utsunomiya Hospital
2Department of Diagnostic Radiology, Keio University Hospital
pp.685-693
発行日 1984年7月15日
Published Date 1984/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204476
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末梢動脈領域のinterventional angiographyにも多くの分野があるが,本稿では局所血流増加(regional bloodflow increase)のうち,特に経皮的血管拡張術percuta—neous transluminal angioplasty (以下PTAと略する)に関して述べるものとする。
PTAは1964年,DotterとJudkinsにより初めて報告されたが1),coaxial catheterを用いたこの拡張法は血管壁損傷や遠隔塞栓などの合併症の発現頻度が高く,充分な普及は得られなかった。Dotterが当時より持っていたideaである拡張用balloon catheterは,1974年Grun—tzigによって現実のものとして提供された2)。このGrun—tzig balloon catheterは,Dotter法の合併症を著減させることに成功したため,以後PTAは爆発的普及を見るに至ったわけである。
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