Japanese
English
特集 Interventional Angiography
冠動脈
Coronary artery
上松瀬 勝男
1
,
鬼倉 俊一郎
1
,
鈴木 裕太郎
1
,
戸田 喜文
1
,
佐藤 和義
1
,
梶原 長雄
1
Katsuo Kanmatsuse
1
,
Shunichiro Onikura
1
,
Yutaro Suzuki
1
,
Yoshifumi Toda
1
,
Kazuyoshi Sato
1
,
Nagao Kajiwara
1
1駿河台日大病院循環器科
1Department of Cardiology, Surugadai Hospital, Nihon University, School of Medicine
pp.661-670
発行日 1984年7月15日
Published Date 1984/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204473
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冠動脈領域のIntervententional Angiographyには,冠動脈狭窄部を特殊なバルーンで拡大させる方法,閉塞血管内にstreptokinase (SK)やurokinase (UK)などを直接注入して血栓を溶解し血流の再開を図る方法などがある。そのほか,nitroglycerin (NTG)やisosorbide di—nitrate (ISDN)を冠動脈内へ投与し冠動脈攣縮による閉塞を解除したり,ガイドワイヤーなどを用い閉塞血管の再開通をはかることもInterventional Angiographyの範疇に入るものと思われる。
他方,消化管出血に対するvasopressinの動注,食道静脈瘤に対する塞栓法,腫瘍に対する抗癌剤の動注あるいは動脈塞栓術など,各科領域において,侵襲の少ない方法で外科手術と同じような効果をあげようとの試みがなされている。すなわち,従来の血管造影の手技を治療へ応用したものであり,冠動脈領域の場合もこれらの一環と云える。
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