Japanese
English
特集 呼吸の制御
末梢化学感受性—頸動脈体摘出患者の呼吸機能を中心にして
Peripheral chemosensitivity with special reference to the respiratory activities in the patients with bilateral carotid body resection
本田 良行
1
Yoshiyuki Honda
1
1千葉大学医学部生理学教室
1Dept. of Physiology, School of Medicine, Chiba University
pp.457-463
発行日 1984年5月15日
Published Date 1984/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204439
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1920年代の終わりから1930年代にかけてHeymansらが,交叉循環法により,頸動脈体の呼吸機能を明らかにした10)。それより既に半世紀が経過したが,依然として化学感受性の部位,受容器の伝達物質など本質的な問題について完全な解決に達していない。本稿では,このことについて簡単に触れ,さらにわれわれの調査した両側頸動脈体摘出患者の呼吸機能とそれに関連する諸問題について述べたい。
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