Japanese
English
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頸動脈体摘出術の危險性に就いて
Dangers Caused by the Exstirpation of Carotid Body
神谷 喜作
1
,
田中 敏
1
Kisaku KAMIYA
1
,
Satoshi TANAKA
1
1静岡縣森町周知病院
1Syūchi Hospital; Mori-machi Shizuoka-ken
pp.353-354
発行日 1951年8月20日
Published Date 1951/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200862
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- Abstract 文献概要
我々は「臨牀外科』の頸部外科症例集(昭和23年11月)にて,頸動脈体摘出後約1ヵ月にして,心臓衰弱で死亡した2例を報告して,此の手術には手術中又は手術直後の死亡(術後早期死)と1ヵ月位たつて死亡する術後晩期死の危險がある事を指摘しておいた.
其の後,我々は更に2例此の様な症例を経驗した.從つて我々の手術例112例中4例と成つた釈である.勿論その原因は我々にはまだ分らないが,一度総括して考察してみたいと思う.
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