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モアレ等高線法(moire topography)1〜3)は物体の凹凸をモアレ縞によって等高線として表わす方法で,たとえていえば,山の起伏を地図上に等高線として表示するのに似ている。モアレ縞を作り出すには,規則正しく糸を張った格子のうしろに物体を置き,前方より光線を当てればよく,物体の凹凸の等高線の1つ1つが対応した縞としてあらわれる。モアレ等高線法は3次元の物体のパターン計測法としてすぐれた方法であり,医学,歯学,ファッション,工学等の各分野に広く応用されている。われわれの教室でも,胸郭変形,特に漏斗胸の前胸部の陥凹の客観的な評価法として応用している。
一方,各分野の限定された範囲内での使用,あるいは単なるパターン認識からモアレ縞の解析にまで至るようになると,その応用目的に適したモアレ装置が必要となってくる。今回,胸部変形に対するパターン認識のみならず,モアレ縞の解析に適したモアレ装置として,臥位型モアレ装置開発した。
This apparatus is developed as a moire topography for the thorax of the body in lying position. The contour moire in decubitus position is obtained through the mirror above the gating.
Our moire topography in decubitus position had the fixed standard plane on the surface bed, which is suitable for analyzing the contour moire fringe. The transection or longitudinal section of the thorax is obtained by using the moire analyzer.
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