Japanese
English
装置と方法
実験的心室位シャントの作成法
Experimental production of interventricular septal defects
湯浅 安人
1
,
宮内 吉男
1
,
富松 宏文
1
,
佐藤 登
1
,
中津 忠則
1
,
松岡 優
1
,
植田 秀信
1
,
宮尾 益英
1
Yasuto Yuasa
1
,
Yoshio Miyauchi
1
,
Hirofumi Tomimatsu
1
,
Noboru Sato
1
,
Tadanori Nakatsu
1
,
Suguru Matsuoka
1
,
Hidenobu Ueda
1
,
Masuhide Miyao
1
1徳島大学医学部小児科
1Dept. of Pediatrics, Tokushima Univ.
pp.363-367
発行日 1982年4月15日
Published Date 1982/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203958
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心室中隔欠損症(VSD)の血行動態を考えるとき,そのシャント量は重要な因子であるが,臨床的に直接シャント量を測定する方法は今のところ確立されていない。そこでVSDのモデルとして雑種成犬を用いた心室位シャントの作成を試み,急性実験での心室中隔欠損(心内シャント)の作成法と電磁流量計によるシャント量の測定方法を考案した。Mesel1)の方法と異なり,心室中隔欠損孔の開閉が可能で,心内シャント量のゼロレベル較正が実験途中でも容易に反復しうる点が特徴の1つである。
また,より手技的には容易な左室一右室心外シャントの作成法についても簡単に述べたい。
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