特集 これからの心不全診療への最新アプローチ—予防からチーム医療・先進医療まで
治療—慢性心不全
〔収縮能が低下している心不全(HFrEF)〕
ジギタリス
小笹 寧子
1
1京都大学大学院医学研究科循環器内科
pp.2206-2209
発行日 2018年12月10日
Published Date 2018/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225942
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Point
◎適切な治療にもかかわらず症状の残存する収縮性心不全(HFrEF)患者に対して,症状改善および再入院を回避する目的でジゴキシン開始を考慮する.
◎頻脈性心房細動を有する急性心不全患者の心拍数コントロールに,ジゴキシンが有効である.
◎ジゴキシンは低用量投与を基本とし,中毒症状の有無および薬物血中濃度(0.8 ng/mL以下)に注意が必要である.
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