Japanese
English
綜説
呼吸機能と核医学
Studies of the Pulmonary Function with Radioisotopes
杉原 政美
1
,
鈴木 豊
1
Masami Sugihara
1
,
Yutaka Suzuki
1
1東海大学医学部放射線科
1Dept. of Radiology, Tokai Univ.
pp.120-129
発行日 1981年2月15日
Published Date 1981/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203714
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核医学的手法は,局所流量容量等の相対的分布を簡単に体外計測できる優れた特長をもつ。従って,呼吸器領域における我々の立場は総合的な肺機能に対応して,局所機能の把握,殊に疾病による破綻への評価を行う事にある1)。
エロゾル(換気),栓塞粒子(血流)が日常検査法として広く行なわれてきた3)。一方,133Xeの活用は,1955年Knipping7)の応用以来局所肺機能へ果した役割はきわめて大きいものの,一つにはRI管理上の制約から一般化するに至らなかった4)。しかし心臓核医学のルーチン化に伴い附属電算機の活用も進みまた環境汚染の心配不要な超短半減期核種81mKr (半減期13秒)の出現28)とあいまって,局所肺機能検査法として定着しつつあるといえよう。
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