Bedside Teaching
Swan-Ganz catheter
長澤 紘一
1
,
清野 精彦
1
,
青木 久忠
1
Koichi Nagasawa
1
,
Kiyohiko Seino
1
,
Hisatada Aoki
1
1日本医科大学第—内科
11st Dept. of Int. Med., Nippon Medical School
pp.261-268
発行日 1980年3月15日
Published Date 1980/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203532
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1970年Swanらにより開発されたflow-directed balloon-tipped catheter (Swan-Ganz catheter,以下S-Gカテーテルと略す)1)は,レントゲン透視を必要とせず,ベッドサイドにおいても簡単に,右心系および肺動脈楔入圧の測定や心拍出量の測定2,3)が行える。
本カテーテルによってえられた血行動態パラメータに,心調律,心拍数,動脈圧などの情報を加えれば,詳細な心機能の評価が可能であり,左心不全と右心不全の鑑別にも有用である。さらに,縦軸に心係数(あるいは一回仕事係数の,横軸に肺動脈楔入圧をとった2次元のグラフ(心機能曲線)を作成することにより,重症患者の病態の把握や治療効果の判定がなされる。
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