増刊号 図解 診療基本手技 第2集
救急手技
循環動態のモニタリング
Swan-Ganzカテーテル法
片山 克彦
1
,
大江 透
1
1国立循環器病センター・心臓内科
pp.362-367
発行日 1992年10月30日
Published Date 1992/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909725
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Swan-Ganzカテーテル(以下,SGカテーテル)とは,1970年にDr SwanとDr Ganzらによって発表された右心カテーテルで,一般的にはbal-loon tipped flow directed pulmonary arterycatheterと呼ばれる.SGカテーテルは,その先端についた径13mmのバルーンを拡張させ血流にのせることにより,X線透視下でなくても比較的安全に右心房→右心室→肺動脈へとカテーテルを進めることができる.しかし,本法は観血法であり重篤な合併症も存在するため,適応は慎重に決定されるべきである.
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