Japanese
English
特集 sudden death
小児の突然死
Sudden death in infants and children
中沢 誠
1
Makoto Nakazawa
1
1東京女子医科大学日本心臓血圧研究所循環器小児科
1Dept. of Pediatric Cardiology, Heart Institute of Japan, Tokyo Women's Medical College
pp.373-381
発行日 1979年4月15日
Published Date 1979/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203348
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突然死は急激な予期しない生命の終結であり,即時死亡,数分以内の死亡,あるいは少し広義に,突然の失神から致死的な昏睡にいたるもの,あるいは急性死亡疾患で24時間以内に予期せずして死亡してしまうものと考えられる1)。渡辺らは突然死という表現は法医学の立場からは好ましくないとし,乳児の急死の多くを占めるsudden infant death syndrome (後述)に対して乳幼児急死症候群との名称を付している2,3)。吉村は4)急死は内因性と外因性があり,内因性は突然死(sudden death)と,急性発症後24時間以内の思いがけない不測死(unexpected death)に分けて考えており,急死,突然死のterminologyに関する統一をみていない。これはsudden infant death syndromeがInternational Clas—sification of Diseases, adapted (ICDA)のコードの中になかったことによるとも考えられるが,第9回改定が1979年に発表されるが,その中には同カテゴリーが798として記載されることになっているという5)。
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