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突然死の原因は?
島垣 俊理
1
,
加藤 爾
1
,
廣瀬 保夫
1
,
吉村 宣彦
2
1新潟市民病院 救命救急・循環器病・脳卒中センター
2新潟市民病院 放射線診断科
pp.579-580
発行日 2024年5月15日
Published Date 2024/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429204803
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CASE
患者:30代、男性。
現病歴:突然物音がしたため家族が様子を見に行くと倒れており、呼びかけても反応がなく、救急要請された。
救急隊接触時は心肺停止状態であり、初期波形はPEA(無脈性電気活動)であった。
心肺蘇生、アドレナリン投与が行われるも、搬送中に心静止へ移行した。
当院搬送後も自己心拍の再開はなく、救急外来で死亡を確認した。
既往歴:知的障害、てんかん。
内服薬:バルプロ酸ナトリウム。
検査:死因検索を目的に、全身CTを施行した(図1、2)。
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